釣道の頂を目指して

巨大魚に心を奪われたアングラーの心の掃き溜め。文多め、釣果少なめ。臆病で小心者の釣り人が描くサクセスストーリー(予定)。

口だけ

ある場所へ遠征に行ってきた。


情け無い遠征になった。

釣れた、釣れないではなく。


最初っから運は正直味方しなかった。

台風で最初の計画通り行かず、それでもどうしても行きたくて日程をずらして挑んだ。

ずらした日程は予報ではまずまずだったが、なんとフェリーに乗った後で予報が悪化。

島にいても釣りもできそうに無かったので航空券等を予約し直し、島についた翌日に帰ることにした。

しかし、帰りのフェリーを降りてから再度確認すると予報は最悪なことに好転しており、再度島へ行こうとすれば行けないわけではなくなった。

釣りも問題なくできそうな予報だ。


…しかし、それにも関わらず自分は帰ることを選択してしまった。

散々悩んだけど、結局諦めてしまった。


言い訳はまあないわけじゃない。

一人で島へ行かなければならなかったこと、潮が悪かったこと、行っても実釣時間が短いこと…。

行って何の成果も得られないのが、正直怖かった。億劫に思ってしまった。


でも、これが学生期間にこのエリアに来れる最後のチャンスかも知れなかった。

行こうと思えば金銭的にも余裕はないが行けたし、天候も決して悪く無かった。

それなのに、俺は…。


釣りが大好きだとか、好きだった子を見返すとか言ってんのに、情けねえよ。


お前の想いはそんなもんかよ。

そんなんじゃあ何も叶わねえよ。掴めやしねえよ。


才能がなんだとか言ってるけど、それ言えるだけお前は努力してんのかよ。してきたのかよ。

できることさえやらずに何が努力だよ、情熱だよ。


クソダセえよ。

本当に惨めで、情けない。


挫折に酔うな。

悔しかったら努力しろよ。

釣りに懸けてる?舐めんじゃねえよ。

いつも中途半端なくせに、笑わせんな。


本気で叶えたいんだったら、運とか言ってないでもっと頑張れ。