釣道の頂を目指して

巨大魚に心を奪われたアングラーの心の掃き溜め。文多め、釣果少なめ。臆病で小心者の釣り人が描くサクセスストーリー(予定)。

今後の人生について

つまんないので見ない方がいいです。

不可思議/Wonderboyのpelliculeっていう曲聴いて思うところがあったので。

 

「夢は何か」と尋ねられた時に何かパッと答えられるものはあるだろうか。

何か胸を張って答えられるものはあるだろうか。

 

思い返せば小さい頃の自分にはいくつもあったと思う。

4番でエースの野球選手とか、未知の世界を文字通り切り拓く宇宙飛行士とか。

ヒーローになって世界を救う!とか、そんなくだらないのもあったっけ。

思えば小さい時っていうのは本当に周りの世界が無垢で、輝いていて、どこからか底知れぬ希望が湧いてきて、何にでもなれる気がしていた。どんなことでもできるような気がしていた。

小学校で地球温暖化のことについて学んだ時も、本当に自分のことのようにどこからともなく怒りが湧いてきて「俺が世界を変えてやるんだ!」くらい本気で思っていた。思えていた。

 

ただ、時が経ち18歳で大学へ入り卒業して大学院へ進んでみて、現状はどうだろうか。

恥ずかしながらやりたいと思う仕事もなければ勉強や研究に身が入るわけでもなく、周りをちょっとでも見渡せば劣等生として映し出される自分に、自分は世界を変えられる人間なんかとは程遠いのだと痛感させられるばかりだ。

だから本気で「人のために何かしたい」とか「世界を救いたい」とか、そういう立派な夢を持ちそれに向かって努力ができている人達には本気で頭が上がらないし、そうでなくても何かしら自分のやりたいこと、あるいはやるべきこと、やらなければならないことを見つけて何かしら仕事をしている、得ようとしている人達は本当にカッコいいと思う。

 

そういえばいつのまにかテレビで見るいわゆる「天才」は年下が多くなった。

甲子園だって、箱根駅伝だって。

あの伝説の怪魚ハンターも、今の自分と同じ頃にはすでに誰にも真似できないパプアやアフリカへの伝説の旅を終え、アマゾンでも持ち前のユーモアと洞察力、忍耐力で巨大ピラルクを手にしていた。

そんな輝きとは対照的に大したことを成し遂げられず、行く先も見えないまま、ただただ過ぎていく時間にあてのない焦燥感ばかりが募っていく自分。

なんだか情けなさでいっぱいになる。

比べてもしょうがないってのは分かってるんだけれど、どうしても。

 

さて、冒頭の質問に対して今の自分の答えを探してみる。

錆び付いた頭で考えてみると「健康」「奥さん」「釣り」という3つの夢が出てくる。

1つ目は体が不自由なく動くということ、2つ目は自分のことを理解してくれる奥さんがいるということ、3つ目は…大量にありすぎて一括りにはできない。

 

2つ目の奥さんて言うのは恥ずかしながら実は釣りよりも優先していて、まあそういう人がいてくれたら幸せだなあ、と。

そのためには釣りという3番目の夢をかなり捨てないとダメだと今までは思っていたんだけれど(一つのことに集中すると周りが見えなくなってしまうクソ不器用な自分には「何かを得るためには何かを捨てなければいけない」という妙な信念があるので)、最近ちょっとそこが変わるきっかけみたいなのがあった。

最近出会ったいわゆる「釣りキチ」という尊敬すべき方々は、釣りと奥さんを天秤にかけたらなんだか釣り合ってしまうようにも思える人達なんだけれども(大分失礼かも笑)、本当に理解し合えている奥さんがいて、楽しそうで、めちゃくちゃ素敵だなあと思ったり。

確かに趣味を捨てるってのは自分を捨てるってことでもあるのでそういう付き合い方ってのは上手くいかないのかもしれない。特に釣り人は。笑

 

まあ、やっぱりそういう人に出会うためには頑張って自分を磨いてたり好きな人に気持ちを怖がらずに伝える努力をしたりしていくしかないとして、今回メインで書いていきたいのは3つ目の釣りの夢についてである。

前置きが長くなってしまう、いつもの悪い癖。

 

GTを釣り上げてからというものの、釣りのことが今まで以上に頭にまとわりついて離れなくなった。

やっぱり「健康」や「奥さん」を除くと自分の一番やりたいこと、好きなことっていうのは「大きな魚を釣る」っていうことなわけで。

学生として残されている時間は留年とかしなければあとたった1年半。

この間に釣りで何を成し遂げられるか?そのために何を今するべきか?とひたすら悩む。

 

本当に時が経つのは速い。最近は特に。

昨日大学の門を初めてくぐったと思ったらもう23歳だ。あまりにも速すぎる。

まあその間結構釣りには行った。

でも叶えられなかった夢が大多数だったし、満足できる魚はあまり釣れなかった。

確かに一人で海外や離島に遠征してみたり山や磯で竿出しながら野宿とかもしてみた。

けれども果たして今まで自分は釣りに対してどれだけ本気になれていたのだろうと自問自答してみると、この半年クソほど苦しんでやっていたのと比べてしまうと、やっぱりどこか甘さがあったり、諦めが早かったり、次があるさと妥協したり、釣りに対する研究を怠っていたり…。

数えればキリがないほど文句のつけどころや勿体ないと思うところがある。

というかそれは言い訳で、実はあまり夢中になれてなかっただけなのかもしれない。

…叶うならば今までの時間が戻ってきて欲しい。

でも残酷なことに時間というのは戻ってこないわけで。

だからまああと1年半でこの経験を活かしてどれだけ頑張れるかを考えるのがまあ普通に考えたら懸命だろう。

 

でも、1年半、か。

短えよ。

 

その1年半じゃあきっと自分が真に望むことというのは手に入れられないということは十分に理解している。

だからこそ果たして今まで見た夢を夢で終わらせてしまっていいのか?というどうしようもない葛藤に苛まれる。

自分はまだ何も手にできてやしないから。

やっぱり何も成し遂げられないまま、終わるのは悔しい。

…悔しいっていうのは傲慢かな。

やっぱりもっと昔っから夢中になってればもう少しできていたかもしれないから。

 

でも、やっぱり憧れの魚と糸一本で繋がっている時の興奮とか、それを経てその魚を手にした時の感動というのは、やっぱりこの世の何事にも変え難い。

その瞬間をもう二度と味わえない時が来たとしたら、自分はその時は本気で生きていく意味を見失ってしまうかもしれない。

 

てなわけで、卒業後どういう風に釣りと関わっていくか現在大変に思案中です。

離島に住むのか、都会で働いて遠征スタイルで釣りに行くのか、とか。

サラリーマンとかやってたら海外遠征はおろか国内遠征ですら厳しいだろうなあと思うけれど、就職せずにフリーターっていうのも正直かなり怖い。笑

でもそれくらいしないと目標には辿り着けないだろうしなあ。

どこか妥協点を見つけないと。

就活の不安をかき消すためにYoutuberになろうと友人に声をかけているけれど、誰も道連れになってくれない。笑

一緒にYoutuberやってくれる人募集中です。

はあ。

 

それにしても将来に対する漠然とした不安が止まない。

まあかといって努力もせずいる今の状態は良くないので、頑張らなきゃだ。

でも道筋をある程度決めないことにはどうしようもないという感じ。

早く目標を定めなくては。

 

とりあえず卒業するまでの釣りの目標としては、

・今いる島でもう一匹GTを釣り上げる

・母島へ行く

・卒業旅行として某国へショアGTをやりに行く

これがまあ最低限叶ってほしいことで、これもできたらなあって言うこととしては、

・一回どこかにGTではない海外遠征(東南アジア?)

・トカラでGTを釣る

というのができると良いと思う。

 

釣りは何したいか明確だな笑。

お金稼がなきゃ。

頑張ろう。

 

釣りブログではないですが、やっぱりその時の気持ちを記しておくことは大切だと思うので。

すいませんでした。