釣道の頂を目指して

巨大魚に心を奪われたアングラーの心の掃き溜め。文多め、釣果少なめ。臆病で小心者の釣り人が描くサクセスストーリー(予定)。

ST-66

近況。

 

5日前、水面が大爆発するも乗らず。

あんな大きな水柱は初めて見た。

戦慄を覚えたほど。

もしかしたら巨大なGTだったかもしれない…。

あれこそが求めているものなのに空を切るロッドにどこか安堵を感じていた自分がいた。

バイトがあったのはラピード230f。

 

一昨日は前回釣った時と同じ潮、ほぼ同じ時間帯にキメジの群れに当たったが4バイト1ヒット1フックオフという結果に甘んじた。

バイトがあったのはラピード230fとブルポップ200f。

前者にはST-76を、後者にはシングルフックを使っていたがST-76は自分が考えていた以上にフッキングが悪いのかも。

今回ラピードで掛けたキメジはバイト〜合わせの流れはほぼ完璧に感じたが、バレてしまった。

太軸のフックを使う場合、特にキメジのような口の硬い魚に対しては普段以上に合わせの回数を多くする必要性を感じた。

また、ST-76のような太軸フックは合わせた時伸びてしまうナイロンリーダーとの相性が悪いのかもしれない。

本当だったらSTX-68を使いたいところだけど、値段のことを考えるとなかなか手が出ない。

「毎日釣りに行けてしまうことの弊害」

どうしても消耗品のコストを抑えようとしてしまう(時給850円をなめてはいけない)。

でもちゃんとお金をかけるべきところはかけないとダメだよなあ。

また、ナイトポッピングをする際はシングルフックでは極端にフッキング率が落ちてしまうように感じた。

 

そんな感じで潮は悪くても何もないわけではない1週間だった。

ただ、チャンスをモノにできなかった悔しさや疲労からか釣りをしている最中でもイライラしてしまう日もあったし、集中力が切れてキープキャストができない日もあった。

モチベーションの維持もなかなか難しくなってくる。

 

そんな時は甘えだけどライトゲームに限る。

 

昨日の夕まずめ

大きいトップのルアーに反応がなく風も強いので早々に諦め、忍ばせておいたヒラスズキタックルにチェンジ。

1投目で結果は出た。

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ST-66(スモールトレバリー66センチ…言いたかっただけで実際は60くらいだと思う)。

2年ぶりのカスミアジだった。

ヒットルアーはイグニットブレードというスピンテール系のヒラメ用ルアー。

このポイントは最近キビナゴのような小型のベイトがうじゃうじゃいたので面白そうだと思っていたのだ。

PE2号+フロロカーボン12号+小さいフックというタックルでのファイトはなかなかスリリングだった。

5分くらいかけてようやくキャッチした…、が明らかな抱卵個体だった。

ライトタックルで時間をかけて上げてしまったことに後悔を覚える。

写真を撮ってリリースしたが果たして生き延びてくれるだろうか…。

 

今回感じたことは、この島ではベイトとなっている魚が非常に小さいということ。

このサイズのカスミアジであればもっと南の島に行けば240mmのルアーにだって全然バイトしてくる。

そしてダツなどの外道もより南の島に比べて明らかに大きいルアーに対する反応が渋い。

フィッシュイーターはいないわけではないが、岸寄りにいるベイトが南の島に比べてかなり小さいのだと思う。

だからこの島での釣りは、沖を回遊しているより大型のベイトを捕食する活性の高い魚がフラッと岸寄りを通るのを待つ回遊待ちのような釣りになると思われる。

だから確率が低いのだろう。

ルアーサイズを落とす方法をいろいろと考えてはいるけれど、やはりどうしてもラインを細くすることは避けられないし、何よりそれは自分のしたい釣りではない。

それでも釣るためにはそれを受け入れることも大切なのかもしれないけれど。

 

やはり地磯からのGTは一筋縄ではいかない。